製図試験の傾向と対策
平成18年度の試験は、初の全国統一の鉄筋コンクリート造建物となりました。
一部の地域については定期的に出題されている構造ですが、東日本では初出題となります。
また、タイトルの「地域に開かれた」というテーマからは、
記念館にコミュニティー施設が付属していることが想定されます。
しかし、具体的にどんな施設が付属しているかという具体例となると、多種多様にあり、予想はかなり難しいと思われます。
よって、あらゆる可能性を想定して、
練習を重ねておかなければならない、ということになります。
しかし、当然二級建築士が設計できる範囲は300u以下という制約がありますので、
その範囲内での機能ということになります。
作図量に関しては、平面図と立面図、断面図と、
昨年の矩計や伏図を要求された問題よりも少なくなると予想されます。
しかし、年々難易度が上がっている試験ですので、作図量が少ない部分、
プランニングが複雑な問題が出題される可能性が高いといえましょう。
また、今年の特徴は、「主要構造部材表」が出題されたことです。
これは、耐震偽装事件を反映して、適切な構造断面設計に関する知識を問うという意思表示に他なりません。
よって、単に部材断面寸法だけでなく、鉄筋量が適当がどうか判断できる能力も問われる可能性もあります。
基礎を含めた適切な部材の形状・配筋について作図できるように練習しておくことが大切です。
また、本年度の課題は、エスキースと構造の理解に重点を置きながら、
作図のスピードも確実につけていく必要があります。
というのも、作図量が少ないために、殆どの人が書きあがる可能性があり、
完成度に対する採点の基準が厳しくなることも考えられるからです。
いずれにしても、今までの試験の中でも難しいと分類される試験になることでしょう。